ジンジャーとは?
「ジンジャー(Ginger)」とは、米国ニューハンプシャーの発明家であるディーン・カーメン(Dean Kamen)氏の新たな発明「IT(イット)」の開発コードネームです。カーメン氏はこれまでにポータブル・インシュリン・ポンプ、透析器などを開発し、特に「iBot」と呼ばれる階段を昇降するだけでなく砂の上や砂利道も走行可能な車イスを開発したことで知られています。
現在までのジンジャー情報
2000年1月12日に各メディアが一斉にジンジャーについて報道を始めたもののその正体は明かされておらず、インターネットやパソコンを越える新発明ではないかとの憶測も流れました。現在までに飛び交った情報は、「組み立てるのに10分くらいしかかからず、ふつうのバッグに入るサイズである」「メトロ(Metro)とプロ(Pro)という2種類の仕様があり、前者は2000ドル程度になりそうである」「ジンジャーの公開で都市設計を変える必要さえ出てくる」というものなど。抗重力デバイスのある空飛ぶスクーターではないかという説もあり、カーメン氏が特許を所有するスターリングエンジンが搭載されているという予測もあります。
ジンジャーと経済界
こうした謎とそれゆえの期待が、カーメン氏が経営する企業デカ・リサーチ・アンド・デベロップメントの株に対しての投資家の関心を呼んでいます。ハーバード・ビジネス・スクール・プレスは、ジンジャーの書籍販売権獲得のために25万ドルを支払ったといわれ、さらにアップルCEOのスティーブ ジョブズ(Steve Jobs)氏が「都市はITを中心に建設されるようになる」と述べたことや、アマゾンドットコムCEOのジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏が「ITのような革新的な発明は見たことが無い、販売には問題などまったくない」とコメントしたことがさらなる加速を招きました。
ジンジャーと失われていた「未来」
錯綜する情報に包まれた謎の新発明ジンジャーが大きな話題を呼んでいるのは、21世紀という「未来」に対しての忘れかけていた期待感を再び呼び起こす可能性を持っているからかもしれません。
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